高知県労連等の活動を写真で紹介するページです。07年分です。

日時 活動内容
2007.12.26



原爆症認定訴訟
第5回上杉裁判報告・傍聴33

(写真は写真は原告の上杉さん左と谷脇 弁護士中央)

26日午前、高知地裁で原爆症認定を求める裁判が行われました。最終準備書面で双方が弁論を行い、原告側は被爆者の上杉卓助さんの妻二三子さんが意見陳述を行い被爆後の卓助さんの健康状態を詳しく話されました。被告側は、卓助さんの病気、高血圧等は加齢や生活習慣病のせいであり原爆(放射能)とは関係ないと述べました。

→次回が結審です。それまでに地裁に提出する署名、支援募金を各地で集めたいと思います
 *判決 2008328日(金)10:00〜高知地裁


2007.12.26




県国公(全労働)と懇談
労働行政全般で自由な意見交換

 12月26日、県労連と県国公、全労働の初の懇談が持たれ、労働問題全般にわたり自由な意見の交換を行いました。
 県労連からは、高橋委員長、田口書記長以下7名。県国公からは岡原議長、中山事務局長以下5名が参加しました。
 労働諸法制問題から、監督行政、雇用問題、最賃闘争、委員獲得問題まで幅広く話し合われました。
 今後も定期的に懇談していくことで合意。次回は来年2月としました。

2007.12.19





障害者の願い前進へ!
後期高齢者医療制度にかかわる請願

 高知県身体障害者連合会など8団体は、、「後期高齢者医療制度にかかわる障害者施策に関する請願書」の紹介議員の要請に各会派を回り、すべての会派から紹介議員を取り付けました。
 ⇒ 請願趣旨・理由の続き


2007.12.16





坂内議長夢八変化を語る!
08春闘討論集会を意気高く開く



 高知県労連は12月15日、08春闘討論集会を開催しました。講演で坂内全労連議長は、要求と運動で政治が変えられる、「夢八変化」について語りました。
 「労働運動には夢とロマンがなければならない。夢とは何か。願望ではない。目標である。」「労働運動の先輩から夢八変化を説かれた。夢がある人には希望がある。希望がある人には目標がある。目標がある人には計画がある。計画がある人には行動がある。行動がある人には実績がある。実績がある人には反省がある。反省がある人には進歩がある。進歩がある人には夢がある」
 田口書記長が、08春闘方針一次案を提案。貧困撲滅へ向けた具体的方針を提起しました。また、プロジェクターを使い経営分析と提案型運動について提案しました。


2007.12.13

平和とは人間とはについて考えさせられた1日
アウシュビッツ報告学習会



 12月13日、県平和委員会青年協議会などの主催で徳弘嘉孝さん(高知憲法会議事務局長、高知県平和委員会理事長)のアウシュビッツを訪ねての「報告学習会」が開催されました。ある青年の感想を紹介します。
 「ナチス・ドイツのことは、『ドイツで何かすごいことがあった』『ユダヤ人が虐殺された』というぐらいしか認識がなく、実はよく知らなかったというのが一番の感想です。写真を使って収容所で行われたことを説明していただきました。最後にドイツと日本の戦争責任に対する考え方の違いを学びました。今、私たち一人ひとりが戦争について考えるべきときなのだと感じました。」


2007.12.12




教育の充実へ熱い思いとどけ!
請願署名提出へ集会開く



 12月県議会の開会日の12日、教育の充実を求める父母や教育関係者が、県議会前に集まりました。新知事の教育などへの姿勢が注目される中、私学助成の拡充を求める署名とあわせ78617筆もの思いのこもった署名が積み上げられました。 
 集会後、議会議長や各会派へ請願の採択や紹介議員になってほしいと要望して回りました。
 ⇒ 請願署名


2007.12.11




労働相談ホットラインはじまる
報道取材も受け、相談相次ぐ



明日7時まで特設体制で相談を受け付けます。お気軽にお電話ください。


2007.12.10







革新懇第2回芸能大会開かれる
愛と平和と笑いと風刺と



 12月9日、高知城ホールの4階は、愛と笑いの渦。平和と愛のどちらか先かは、人それぞれ。しかし、それらを大切にしたい思いを広げたいと各個人、団体が集いました。
 芸術と文化を大切に思うから平和を!入り口はさまざま。しかし、集うところが同じになれば、輪が広がる。美術展と芸能大会。政治革新には多様性が必要だと実感させられた1日でした。

 ⇒ 革新懇入会案内1    ⇒ 芸能大会プログラム


2007.12.8



全労連女性部春闘討論集会始まる
女の元気が日本を変える!


 全労連女性部の春闘討論集会が、12月8日から2日間の日程で全労連会館ではじまりました。
 来年4月からは改正パート労働法が施行されます。
 最賃闘争の盛り上がりと結合して、均等待遇の運動の前進が求められています。
 高知からは畑山女性部長が参加。
 朝の赤紙配りを終えて、飛行機に乗って東京へ。高知県の取り組みを元気に発言。会場を沸かせました。(写真提供H.T)









2007.12.8


ホットライン開設へ街頭宣伝
安心して年越しができるように


 労働相談センターに専従体制を引いてから初めての年末。県内は、依然として厳しい雇用情勢にあります。
 労働相談センターに寄せられる相談件数も増える一方。
 センターでは、1つでも多くの相談を解決し、安心して年を越してもらおうと、12月11日、12日と「下請け派遣なんでもホットライン」を開設します。
 12月8日には、その宣伝のためにチラシとティッシュを商店街で配りました。
 8人で1000近くを40分近くで撒ききりました。
 職場の悩みを気軽にご相談ください。
 0120−378−060




2007.12.06




革新懇展はじまる
芸術が何かを語る 秋の終わりに




 
高知県革新懇主催による第2回文化祭が12月5日からスタートしました。
 「美術展」は昨年の高知城ホールから高知県立美術館 県民ギャラリーに場所を変更しました。展示室は広くなりましたが、多くの作家の協力を得ることができました。美術展は12月9日(日)までです。10時〜17時(最終日は16時まで)
 また、「芸能大会」も開催されます。12月9日(日)13時〜16時。高知城ホール4Fホール


2007.12.01





08国民春闘討論集会開かれる
貧困撲滅春闘へ!




 全労連・国民春闘共闘主催の08国民春闘討論集会が、11月30日から2日間伊東市で開かれました。全国から235名が参加。高知からは高橋委員長と田口書記長が参加しました。
 貧困撲滅へ最賃、公契約、職場地域からの運動展開が、論議されました。


2007.11.29







エースワンは不払い残業代を支払え!
争議の早期解決、組織化の推進を





上:エースワンの残業代不払い事件の裁判支援。支援者と弁護団。次回1月11日、15時から地裁で。
下:オルグ団会議。積極的な組織化へ向けた計画、争議対策を話し合った。


2007.11.28




自治体キャラバン2日目
地域の底が抜け、生保増える!


キャラバン2日目。奈半利町、田野町、安田町、芸西村の各自治体を訪問。
年金者組合の支部組合員も各地で合流。
自治体からは公共工事の年度繰越による安定的な仕事確保の要望、年金天引き増・生活の崩壊による生活保護の増加などへの批判が出されました。


2007.11.27




自治体キャラバン始まる
公契約条例、最低保障年金制定求めて



 公契約条例の制定、最低保障年金の創設(議会決議)を求める自治体キャラバンが27日から始まりました。
 1日目は須崎市、梼原町、津野町をそれぞれ回りました。各自治体とも執行部と議会事務局長が対応。
 公契約問題では、梼原、津野町ではアウトソーシングする仕事がそもそも少なく、問題は公共事業だがそこは総合評価方式の入札制度を取り最低制限価格を設けているため、人件費へのしわ寄せは一定防げるのではないかという見解でした。
 最低保障年金については、いまや生活保護の44%は高齢者であり、最低保障年金制度を創設することにより高齢者の生活の底上げができ、地域経済への好循環が期待できるとの訴えに、共感が広がりました。


2007.11.26




勤通大労組コース来春全面改定
労働組合を強く大きく



 11月26日、新労組コースの魅力を語る学習会が、県学習協と県労連共催で開催されました。労働者教育協会の佐々木常任理事を迎え、新たな情勢と労働組合の役割、その中での労組コースの取り組みなどを活発に論議しました。
 来春2月開校へ向け、すでに全法務では取り組みが始まっています。受講期間は9ヶ月から6ヶ月へ。受講料2万円も1万2千円に。テキストもコンパクトに。
 県労連も組織と運動の展望の中に勤労者通信大学を位置づけて取り組むと、田口書記長が決意を語りました。

2007.11.23






はたらく女性の集会に55人
音楽に講演に、そしてバザーに



11月23日、勤労感謝の日。午後から高知城ホール4Fではたらく女性の集会が開かれました。
オープニングの吉井美賀さんのピアノに女性部長の畑山さんも、ほろり。
講演は21世紀職業財団の井上みつ子さん。女性が家庭との両立をはかりながら働くあり方について、自身の体験もまじえてわかりやすく話してくださいました。
集会後は、お楽しみのバザー。楽しく英気を養う1日となりました。


2007.11.17

過労死・過労自殺110番を実施
深刻な相談寄せられる



過労死弁護団といの健センター共催で「過労死・過労自殺110番」が、11月17日に県労連事務所を相談会場に実施されました。
 午前中はTVの取材もあり、10時から15時の間に3件の相談が寄せられました。
 前月の時間外労働時間83時間で過労自殺が疑われるケース。港湾労働者で前6ヶ月の残業が平均80時間。労災申請中で民事訴訟を検討中というケースなどでした。今後も定期的に取り組んでいく予定です。


2007.11.16




ワーキングプアの解消、公契約条例の制定などで
11・16総行動を実施



写真最上は、県の雇用政策課、業務改革推進室との話し合い(中澤雇用労働政策課長ら)。
写真2番目は、県の経営者協会との話し合い(水田専務理事ら)
写真3番目は、労働局との話し合い(加納監督課長ら)
写真最下段は、午前中のハローワーク前での宣伝の様子。マイク宣伝を行い、リーフレットを配りました。
県労連からは宮地、樫原両副委員長、田口書記長、医労連の金子書記次長らが参加しました。



2007.11.16 後期高齢者医療制度の凍結・廃止を!

 高知県社保協(県労連も加盟)が、11月15日に県後期高齢者医療広域連合に署名を提出し、交渉を行いました。高知新聞の新聞報道を紹介します。



2007.11.10

看護師増やせの大波を!
       ナースウエーブ行動大成功




 11月10日、医労連の看護闘争委員会と民医連の看護輝き隊のメンバーら30数名でナースウエーブ行動を実施しました。ビラを配り、風船を手渡し、ハンドマイクで署名を訴えました。
 グリーンロードで約1時間で645筆の署名が集まりました。
 あわせて来年4月実施予定の後期高齢者医療制度の廃止を求める署名を行いました。大きな反響でした。


2007.11.08 県政革新 労働者決起集会


 10月8日、午後7時から婦人会館で県政革新へ向け労働者決起集会が、開催され50人が集まりました。
 県労連前委員長も駆けつけ、県政革新への決意を固めあいました。


2007.11.04 11.3県民集会に200名

団結ガンバロー!!

挨拶を行う国松さん




年金者組合は、「年金一揆」のむしろ旗を立てて、14時からひろめ市場で署名と宣伝。20人あまりがおそろいのオレンジ色のブルゾンをつけて、若々しく行動を展開しました。
 国民運動高知県実行委員会主催による「県知事選挙勝利!許すな!憲法改悪・消費税増税 守れ!いのちとくらし・雇用11.3県民集会」が丸ノ内緑地公園で15:30から開催され、200名が参加しました。

 主催者を代表して高橋県労連委員長は、自衛隊艦船のインド洋からの撤退、最低賃金の引き上げ、後期高齢者医療制度・障害者自立支援法の見直しなど、参院選挙が切り開いた情勢の特徴を述べ、「これまでのたたかいに確信を持ち、共同を広げてさらにがんばろう」と述べるとともに、県知事選挙に触れ、「自民と民主の『大連立』に反対する国民世論はヤフーの意識調査でも圧倒的多数だ。相手陣営は自民、公明、民主相乗りであり、この国民世論に依拠して闘えば必ず勝利できる」と檄を飛ばしました。

 県知事戦立候補予定の国松勝さんは、「県内を回り、米価の暴落などで県民の怒りは強烈だ。自民、民主の相乗りは単なる野合でしかない。負けるわけにはいかない!」と力強く決意表明しました。
 平和団体、県教組、青年代表がこれまでの取り組みと決意表明をおこない、「県知事選挙勝利、県民過半数の憲法署名達成、新テロ特措法案阻止、国会解散・総選挙勝利」などを訴えた「集会アピール」を確認しました。

 集会では日本共産党を代表して、笹岡優さん(衆議院四国比例予定候補)から連帯のあいさつがありました。

 集会の後、参加者は「県民本位の県政を実現しよう!」「憲法改悪反対!」「軍事費を削って福祉に回せ!」などのシュプレヒコールを上げて、中央公園までデモ行進をおこないました。



2007.10.26






最低賃金の引き上げ(10月26日から実施)を
高知県内の全職場で反映させよう!



 10月26日から高知県最低賃金が7円引き上げられ時給622円となりました。
 
 時給1000円の私たちの運動から言えば、まだまだ不十分な額です。
 また、都市と地方の格差が、最低賃金額においても広がったという点では、今後に課題を残しました。
 
 しかし、例年1円、2円の引き上げであることからすれば、私たちの運動の一定の成果であると言えます。

 7円の引き上げを県内の全職場にいきわたらせることが重要です。
 それは、622円を下回っている人だけではなく、すでに上回っている人の賃金引き上げも含みます。

 私たち高知県労連は11月16日、最賃引き上げの徹底などを求めて県や労働局と話し合いを持ちます。
 また、ハローワーク前での宣伝にも取り組みます。














2007.10.14



日亜は約束を守れ

青年の正規雇用を求める10・14集会




 徳島県にある日亜化学工業は、偽装請負を告発されると処分逃れのため、県を仲介に「直接雇用を約束」。ところが、「形式だけ」といっていた試験で組合員を全員振い落とし、元の職場も阿南市に移転。
 10月14日の集会には、全国から321人が参加。高知からも5名が参加しました。
 激励集会に続き日亜の地元をデモ行進。翌日は日亜前での抗議集会、徳島県と労働局への申し入れを行い、「約束破りの日亜」を社会的に告発し、正規雇用の実現を強く求めました。


2007.09.10
「最賃マニュアル」を無視してまで、不公正な任命
「行政不服審査請求」の意見陳述おこなわれる
 

 9月5日午後、高知労働局で、最賃審議会委員任命にかかわる「行政不服審査請求」の『意見陳述』がおこなわれました。
 この日は、厚生労働省労働基準局 勤労者生活部 勤労者生活課の石田直也指導係長が高橋県労連執行委員長の意見を「録取」しました。県労連からは4名が傍聴参加しました。
 高橋委員長は、「行政不服審査請求書」(別紙PDFファイル参照)にもとづき、審議会の労働者委員が連合独占となっていることは「県労連排除」の不公正・不当な任命であることを主張しました。
 とくに、「最賃マニュアル」に記されている「閣議了解」や「政務次官会議申し合わせ」(審議会委員の任命のあり方を示したもの)に照らしても2名は不適当(他の審議会の兼務、委員の経験年数から)であるが、これをも無視して任命がされる(91年)という異常な事実があったことを明らかにしました。
 その後、地方労働委員会に県労連推薦委員が任命されたこと、06年からは労働審判員にも1名任命された事実を正確に受け止め、最賃審議会から県労連を排除するという姿勢を直ちに是正することを主張しました。


9月7日、最賃異議申し出をおこなう
「時給1,000円に、日額、月額表示も!!」

 9月7日、高知県労連は「時間額7円引き上げ」という地賃審議会の答申に関わって、高知労働局長にたいし、「異議申し出」をおこないました。(内容は別紙PDFファイル参照)
 この日は、県労連から10名が参加しました。


2007.08.03 8月1日、県労連代表の2名が「意見陳述」


最賃時給1,000円に 労働局前での宣伝

最低賃金意見陳述を行う県労連田口副委員長
 8月1日、最低賃金審議会の全員協議会で高知県労連を代表して、田口県労連副委員長と山崎高知一般書記長が意見陳述を行いました。(陳述文章)

 田口氏は、最低賃金制度が、賃金を引き下げる役割を果たしていること、ワーキングプアが「意欲の貧困」につながっていること、最低賃金の引き上げは中小企業向け消費を増やすことになることなど、資料を提示しながら指摘し、時給額1000円を目標に、生計費原則の位置づけを明確にした、従来の延長線上ではない議論を求めました。(陳述要旨は別掲PDFファイル参照)


 山崎氏は自らの最低賃金体験をもとに発言。食事が1日1回の日も何度もあったこと、休日は極力お金を使わないように、家の中でじっとしていることが多くなることなどの実態を示し、「このような状態がいつになったら終わるのか」と将来への不安となっていることを伝えました。そして「どんな人でも生活でき遊べ、結婚でき、子どもを育てられ、安心して老後まで計画できる」賃金を決めてくださいと訴えました。

 陳述に「資料はよくまとまっている」(審議会会長)、「実態は(陳述で)いわれたとおりだと思う」(労働者側委員)などの発言があり、県労連の提案に、経営者側委員の中にも頷く場面もみられました。

 全員協議会に先立ち、午前10時からは、高知労働局前で、「ワーキングプアをなくそう!」「最低賃金時給千円に」と、1000円札をかたどった絵が描かれた看板を掲げ、宣伝行動を行いました。

 行動では、陳述に立つ2人が決意表明を行い、民青同盟の山本さんが、青年生活実態ファイルで明らかとなったワーキングプアの実態を、前田副委員長、杉村書記次長が最低賃金引き上げへの支援を、道行く県民に訴えました。


2007.07.26
最賃引き上げ」で労働局、県に申し入れ
        
 07.7.25 全労連第三次最賃統一行動

労働局要請の様子
 7月25日、県労連は「最低賃金引き上げ」を求めて、午前11時から高知労働局、午後2時30分から県への申し入れをおこないました。(要請文は別添PDFファイルで)
 この日の労働局長への「申し入れ」では、前回、口頭で要請した「関係市町村のケースワーカーなどを審議会に招き、最賃との『試算』をしてほしい」という内容を改めて文書で正式に記しました。
 労働局増田賃金室長は、「7月19日の審議会に県の健康福祉部福祉指導課の担当者を招き、生活保護の現状と生活保護の原理・原則、基準などについて話を聞かせてもらった」、「最低賃金では月に11万円弱、生活保護基準では10万円弱ということも解明されたが、審議委員さんから細かな質問が出され(社会保険控除、勤労控除などを考慮したら、最賃と生活保護基準はどちらが高いか、という質問のようです)、あらためて試算してもらっているところだ」という回答でした。
 いま、「生活保護基準との整合性」が大きな問題となっているなかで、私たち県労連の要請が高知県の最賃審議会を具体的に動かしていることを実感しました。
 また、高知労働局長と最賃審議会会長宛の「ワーキングプア根絶!格差是正を!・・・要請書」(団体署名)は県労連参加労組の他、友誼労組を含めて106労組分を集約して提出しました。最後に、最賃審議会専門部会の労働者委員に高橋委員長を推薦する書類を提出しました。
 午後からは高知県にたいして「雇用、賃金、労働条件、最低賃金、公契約問題」で申し入れを行いました。(要請文は別添PDFファイルで)
 県からは雇用政策課の中沢課長、業務改革推進課の岩城課長が対応しました。
 最賃については中沢課長が「知事は議会答弁で『生活保護基準と最賃が逆転しているのはおかしい』と表明しているが、意見書を提出することについては検討させてもらいたい」と述べるにとどまりました。ただ、福岡県知事の意見書については入手しているとのことです。
 アウトソーシングについては、「労働基準法を遵守してもらうことは当然である、契約内容と異なる状態があれば改善指導する」との回答にとどまり、公契約条例制定については前向きな姿勢は示しませんでした。

労働局申し入れ(PDF)

県知事あて申し入れ(PDF)


県交渉の様子


最賃宣伝用看板をリニューアル!



 8月1日、県労連は最低賃金審議会「全員協議会」で今年も「意見陳述」をおこないますが、この日に労働局前で宣伝行動を予定しています。
 これまでのプラスターに変えて「時給1,000円に!」を前面に押し出した看板をつくりました。「千円札」は新婦人の絵手紙教室の講師をしている三輪さん(ケンキョー勤務)に依頼しました。
 雨の日も使用できるように合羽も着ています。
2007.06.21 6.20第2次最賃デー
早朝宣伝、申し入れ、夕方宣伝をおこなう

早朝県庁前でのビラ配布

夕方グリーンロードでの宣伝行動
 6月20日、県労連は全労連第2次最賃デーをおこないました。
 県庁前電停交差点には教組、高知一般、県国公、自治労連などから11人が参加し、800枚のビラを配布しました。この日は日本共産党の村上信夫さんの宣伝とバッティングしてしまい、県労連はハンドマイクによる宣伝を自粛しました。
 9時からは高橋委員長、宮地副委員長、樫原書記長の3名で県経営者協会に「最賃引き上げ」の要請をおこないました。渡辺専務は「県労連は一貫して『生活保護基準』との矛盾をしてきましたが、審議会は『別の制度だから・・・』としてきた。今回、最賃法の見直しでそのことが問題になっていますね・・」と経営者協会としても国会の成り行きに注目をしている旨の発言をしました。また、県労連の『申し入れ』は「近々開催される政策委員会に報告します」と述べました。
 午後からは7人が3班に分かれて『最賃署名』(団体・個人)を持って市内の労組訪問をおこないました。

 夕方はグリーンロードの宣伝行動に9人が参加し、200枚のビラ配布と23名の署名を集めました。
 署名を呼びかけると「先月、労働局前で座り込みをしていましたねェ!ぜひ、がんばってください!」と励まされたり、愛媛から来た人は「どこがやっているの?全労連?政党で言えばどこ?」という質問が寄せられ、「政党支持自由」の組織原則を述べるとともに、「日本共産党とはよく、共同しています」と答えると「あっ!それなら、署名しましょう」と安倍内閣にたいする批判をたくさんしてくれました。
 経営者協会への申し入れはマスコミも注目し、テレビカメラが入りましたし、地元新聞でも報道されました。


2007.06.20 教育関連三法案阻止緊急集会(第2弾)に50名


 6月19日(火)午後6時から高知市役所前で第2弾となる「教育関連三法案阻止緊急集会」が開催されました。
 集会直前、委員会で同法案が強行採決されたこともあり、急遽、「抗議集会」となりました。西山県教組書記長が怒りを込めて基調報告し、青年代表、現場の教職員代表が決意表明した後、中央公園まで「教育三法案は廃案にせよ!」「愛国心の押しつけはやめろ!」などのシュプレヒコールをしながらデモ行進をしました。
 中央公園では高橋県労連執行委員長が「『全国学力テスト問題』で校長との懇談をおこなった。校長先生からも強烈な安倍首相批判の声が寄せられたが、採決の強行は新たな矛盾を広げざるをえない。目前に迫った参院選では、こうした声にもしっかりと応える結果を出そう!」と訴えました。


2007.05.02 第78回メーデー中央集会に700名

雨の中早朝から舞台の設営

プラカードコンクールで第一位に輝いた高知一般の仲間たち
 5月1日、高知市中央公園で「第78回メーデー高知県中央集会」が開催され、700名が参加しました。
 県労連高橋執行委員長は、「格差解消と貧困をなくす課題が多くの労働者・国民の要求となっているし、現実にこの問題で前進を切り開いてきた」「最低賃金の大幅引き上げを勝ち取ること、『国民投票法案』を廃案に追い込むことが当面の課題であり、夏の参院選で勝利し、政治革新の展望を切り開こう」とよびかけました。
 集会では、日本共産党村上信夫さん(参院予定候補)、入江博孝さん(県商工団体連合会)の来賓挨拶の後、松尾浩子さん(新婦人高知県本部)、松繁美和さん(高知自治労連)、山崎圭司さん(高知一般)が決意表明しました。
 スローガン、集会宣言を採択した後、団結がんばろうをおこない、デモ行進に移りました。
 デモ行進終了後、中央公園でプラカードコンクールをおこない、今年は高知一般が第一位に輝きました。


医労連・民医連の仲間/白衣で参加し書名も取りました。

メーデー前夜祭を開催しました。

最低賃金生活体験に挑戦した青年のみなさん。
 4月30日、高知城ホールで久しぶりに「メーデー前夜祭」が開催されました。県労連と高知一般教宣文化部が主催し、2月に実施された「最低賃金生活体験」の慰労会も兼ねました。
 「ドレイ工場」の上映、センター合唱団の歌声、最賃生活の感想などを語り合い、メーデーの成功とワーキングプアをなくすために力を合わせることを確認しあいました。



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