高知県の最低賃金は時給677円になりました。
(2014年10月26日施行)
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今年も最低賃金の大幅な引き上げを勝ちとる為のたたかいが始まりました。652円では、憲法25条の「健康で文化的な最低限度の生活」は送れません。県労連は格差と貧困をなくし、誰もが働けば普通に暮らしていける最低賃金を求め、運動を進めています。
@最低賃金ではワーキングプアを抜け出せない
・664円×40時間(週の法定労働時間)×52.14週(年間)=1,384,838円円
・法定労働時間いっぱい働いても年収200万円以下の『ワーキングプア』
B東京と高知では物価が違うから、最低賃金が違って当然?
・物価が違っても、生計費にはほとんど違いがありません。
⇒東京は家賃が高いが、交通費は低い(電車などが発展している)。高知は家賃は安いが交通費
は高い(車がないと生活が困難)。
⇒最低生計費は全国でもほとんど変わらない!
C外国は全国一律の最低賃金が主流で賃金も高い!
・ルクセンブルク - 月1,503ユーロ(熟練工等、一部の労働者は1804ユーロ)
・アイルランド - 月1,293ユーロ
・オランダ - 月1,273ユーロ
・ベルギー - 月1,234ユーロ
・フランス - 月1,321.02ユーロ、時給8.71ユーロ(2008年7月現在)
・オーストラリア - 週646、時給17豪ドル
・ニュージーランド - 時給12.00NZドル
←世界では、政府が主導で最 低賃金を引き上げる為の中 小支援対策を拡充!
↓ 日本は。。。
2014年度の取り組み
ケタ違いの中小企業支援!
ここもおかしい最低賃金審議会
ここがおかしい最低賃金
A都道府県によって最低賃金がバラバラ
・東京と高知の最低賃金の差は205円!!年間に換算すれば427,548円!
同じ仕事内容でもこれだけの格差は異常!
・マクドナルドの値段は全国共通なのに、そこで働く労働者の賃金はバラバラ。
@高知地方最低賃金審議会の委員を連合系が独占
・高知地方最低賃金審議会は、労働者委員と使用者委員と公益委員の15名で構成される
・労働者委員は全て、連合系の委員が独占
⇒労働委員会や労働審判は連合、県労連のどちらからも任命されています。
・2年に1度行われる委員の改選でも、県労連が推薦した委員2名は任命されませんでした。
⇒連合系8名、県労連系2名が推薦し、連合系から5名が任命されました。
A審議会の専門部会は非公開
・審議会は会則では公開となっていますが、専門部会は「個別の企業名などが出て、自由な意見 が阻害させる」という趣旨の理由によって非公開となっています。
⇒高知県全体の最低賃金についての議論にも関わらず、個別の企業になぜこだわるのか。
・鳥取では全てを公開にしているが、別段問題は起きていません。
最賃闘争